初めてのステラルーメン(XLM)|特徴は?将来性と購入方法をシンプル解説
決済速度が速く、手数料が安い。そんなステラルーメンにつちて解説します。
ステラルーメンとは
項目 | 内容 |
---|---|
仮想通貨名(ティッカー) | ステラルーメン(XLM) |
主な用途 | 送金 |
発行開始 | 2014年 |
上限発行 | 1兆枚 |
ステラルーメン(XLM)は、ブロックチェーン「ステラ(Stellar)」上で使用される仮想通貨。
このブロックチェーンは、個人間の送金や国際送金を円滑に(速く・安く)行うことを目的に開発されました。
開発の中心になったのは、リップル(XRP)の開発者の一人ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)氏です。
時価総額は全仮想通貨の中で28位(2022年7月28日現在)。
ステラルーメンの特徴
「中央集権的」な仮想通貨
ステラルーメンおよびブロックチェーンのステラは、非営利団体のステラ財団が開発・運営をおこなっています。
またビットコインのマイニングのような仕組みがなく、Stellar Development Foundation(SDF/ステラ財団)から全数量がすでに発行済みです。
管理者がいない「非中央集権的」は性質を持つビットコインをはじめとした多くの仮想通貨とは対照的。
開発・運営のすべてをステラ財団が一手に行っており「中央集権的」であることが特徴です。
高速・低コストな国際送金を実現
先ほども述べた通り、ステラルーメンは個人間の送金取引を円滑におこなえるようになることを目的に「送金」に特化してつくられました。
2つの通貨の橋渡しができる「ブリッジ機能」を持っています。
たとえば円をドルにして送金する場合、円からいちどステラルーメンに換金してから送ることで、速く・安価に送金できます。
ステラルーメンはどこで買う?
仮想通貨取引所には「販売所」と「取引所」があります。
仮想通貨は手数料の低い「取引所」で購入するとお得。
ただし取引所で購入できる銘柄は限られています。(銘柄は仮想通貨取引所ごとに異なる)
取引所でステラルーメン(XLM)を購入できる仮想通貨取引所はbitFlyer(ビットフライヤー)。
ステラルーメンの今後の展望
XRPとステラルーメンの2通貨は、ブロックチェーン技術先駆者の1人であるJed McCaleb氏に開発された、送金に特化したアルトコイン。
同氏により開発された類似した強みを持つ通貨のため、この2つは市場においても連動した値動きをします。
リップル(XRP)とステラルーメン(XML)の相関はすごく高くなってます(相関係数0.8~0.9)。
なので上昇または下降局面で、どちらか出遅れている方を購入(売却)するという投資方法も有効です。
新興国での利用がポイント
ステラルーメン(XLM)はそもそも、新興国での個人間送金の円滑化を目的につくられました。今後、新興国でどれだけ普及するかがカギです。
ステラルーメンは、東南アジアやイスラム諸国、アフリカ圏をターゲットにしています。こうした地域では貧しくて銀行口座をもてない人が多いんです。
こういった国の経済成長とともに、飛躍的に成長する可能性があります。決済手段として浸透すれば価格の大きな上昇が期待できます。
大企業との提携
ステラルーメンは大企業のサポートを受けています。IBMのほか金融コンサルタントのデロイトや、フランスの大手送金会社TEMPOなどと提携しています。
特にIBMとは「IBM Blockchain World Wire」という、送金ネットワークを共同開発しています。
決済スピードに優れたネットワークが世界的に浸透すれば、今後の価値上昇が期待されます。